大阪芸術大学大学院修了制作展の話

先日、個展を見に行ってみて、その話をしたら友人に芸大の卒展を教えてもらったので行ってみました。
友人には院生ではなく学部生のものを勧められたのですけど、
地理的にちょっと行きづらかったので、
アクセスしやすいところでやっていた大阪芸術大学の院生の卒展を見てきました。


 

入り口付近の犬の写真を並べた大きなパネルから始まり、
油絵やタイポグラフィや模型など様々なジャンルの作品がありました。

 

一口に「美術」と言っても人それぞれに異なる専門があるのですね。

 

「目」と感情

 

中でも印象に残っているのが、
人が「目」だけを見た時にどう感じるかという実験を踏まえた上で表現していた吉田実加氏の作品です。
爬虫類や哺乳類の目を比べたり、目における黒目の占める割合に着眼して、
人間がその生物の目のみを見た時にその生物がどういう感情であるだろうと感じるのか。

 

僕が今までにない視点でした。
今後何かの絵画を見たときや、直面する人の顔を見た時に注目するしてみると面白いかもしれないなと思いました。

 

「写真」と「未来」と「過去」

 

写真の未来と過去についての考えも面白かった。

 

ものはその時よりも未来の人に見られるために写真の中に収まり、
逆に、人が写真を見るときはそれは全部過去の姿であり、

 

人がその写真を見てる間もその場所で時が流れてて、
写真に撮られるそれは、それ以前の長い長い時間の中でできあがったもので。

 

その僅かな瞬間を写真に収め、その儚さや美しさを共有する。

 

「美術」と「医学」

 

体の構造をイラストにしている作品もありました。
すごく繊細で緻密で、人の筋肉がどういう風についているのかとかが描かれていた。
あれってもちろん医学や人体に興味のある人が作ったんだろうか。

 

「静」と「動」

 

静と動の混じり合いを表現している作品もあった。
「理性」や「死」を想起させる「静」と、
「狂気」や「生」を想起させる「動」を2次元空間で表現しているそうだ。
感情をそのまま絵として表現するらしい。
鈴木雄介氏の作品。

 

 

さいごに

 

感情表現とか、社会問題とかそういうのが多かったイメージです。

 

作品を見てみて思ったのは、
「さぁ、この絵を見てどう感じるかな? 君の無限の想像力から何かを導いてみよう!!」
というのは、苦手だなってことです。

 

やっぱり1文くらいの説明とか、少なくともタイトルとかは欲しいなって思った。
作品の隣に文章で説明が書かれているものもあって、
どうしてもそういうのを読みたくなった。

 

僕からしたら、僕の想像力を広げることよりも、
彼らが何のためにこの作品を作って、何を表現したいのかにすごく興味がある。
でもそれだけだと絵を見るのは最適じゃないのかも・・
うーん、難しい。

コメントを残す