一つの区切り。インターンを終えて思ったこととか

今日、ラストバイトが終わった。
そのときに思ったこと
社名は出していいのかわからないので、伏せておく
以下はツイートの下書きまで書いた内容をできるだけそのまま一部書き直したもの。長すぎたので

概要

2018年の2月から7月の中旬というか今日のさっきまで、短い間だったけど人生初の(超厳密には2回目)のインターンを終えた。

ちなみに1回目のやつはクソ過ぎて10分くらいで飛んだ。

出会い

向こう的には一応インターンという名目だった。
この違いの線引が謎だったので僕はバイトと呼んでたけど、確かにいろんなことを教えてもらった。

某転職サイトにノリで登録してたら、なんとなしに連絡が来て、向こうは社会人だと思ってみたいなので、
「学生ですけど大丈夫でしょうか」と返すと「折角の機会ですので、一度お話しませんか」となったので向かった。

そこで、僕がこれまでやってきたこととか、今後やりたいことなどを伝え、どんな会社かもあまりわかってないまま2月から参加させてもらえることになった。
自分の勉強する時間も取りたいので週2でお願いしますというと渋々了承してくれた。

はじまり

初日は、雑談も交えつつ業務に関連しそうなコンピュータサイエンスの概要や、プロセスとかスレッドとか、ネットワークとかの話を2日くらいかけて浅く広く教えてもらった。
途中で質問すれば何でも返ってくるのも良かったけど、何よりもこの「浅く広く」教わるのはとても良いなと思った。

なんでこれが良かったのかと言うと「キーワード」を知れるから。
もともと知っている知識だけでは想像できない世界というのがある。
つまり、そこの世界を知りたくてもどこから調べたら良いのかわからないのだ。
自分が何をわかってないのかがわかっていない状態。
これだとうまく動けない。

当時の僕は、
プロセスってなに?
並行処理ってなに?
ネットってどうやってつながってるん?
CPUとかメモリとかどんな原理で動いてるん?
Pythonという言語の存在は知ってるけど、どうやって作られてるの?
デザインパターンってなに?
CIとは?
って感じだった。
そういうのをざっくり教わった。

「キーワード」を知っていると自分で検索をかけることができる。
本を探すこともできれば、ブログを読むこともできる。
だから効率がいい。

この分野でちゃんと人に教わったのはこのときが初めてだったので、今後誰かに何かを教える機会があれば、こんなふうにすれば良いのかというのも知れた。

内容

最初に任されたのは技術調査だった。
会社的にはあるwebアプリケーションを開発中でそれに関連して、
Pythonを使った並行処理を実現するために何を使って、どんなふうに実装するのが良さそうか。
そういったことを、本やネットの情報を頼りにして調査する仕事。
これが振られたのは僕が「低レイヤに興味があります」と最初に言ってたから。
これがクソ楽しかった。

これを実現するためには、Pythonという言語そのものががどんなふうな設計で、どんな思想で作られているかを知る必要があった。
また、候補に上がったライブラリを使って簡単なものを実装して実験してみたりして、どんな処理にはどれが向いているのかを知る必要があったりした。

CPUバウンドとかI/Oバウンドとかを知ったのもこのときで、並列処理と並行処理の違いや、プロセスやスレッドの違いや、これらの得意なこと不得意なことなどを手を動かしながら知れた。

そんなこんなで月日を経て、この調査は終わり、その後はメールサーバーをPythonで作って、その後はCI環境を構築したりした。

所感

そんなことはいいんだ。
このツイート(ブログ)で言いたかったことは業務内容の話じゃなかった。

何が言いたかったのかと言うと、とりあえずその上司さんが強すぎたという話だ。
技術的な知識も強かったけど、それを除いた人となりも尊敬できる部分がいっぱいあった。
強いはずなのに謙虚で、対等に僕に接してくれた。

彼は趣味でRustでプログラミング言語を書いたと言っていたので、その概要と参考になりそうな本を今日いくつか教えてもらったりもした。

そうそう。彼は本も死ぬほど読んでた。
「最近この分野のことを知りたいんですよ」と言うと、「あー、それなら良い本があるよ」っていつも教えてくれた。

そういえば、先日は、僕が「Haskellはじめました」と言うと、
彼はHaskellどころか圏論までやってて、うおぉ、ってなったこともあった。

こういう感じで、業務とは直接関係のないプログラミング関連の話ができるのが楽しかった。
「仕事のためにやる」んじゃなくて「興味があるから知ろうとする」。
そういうスタンスで会話ができるのが楽しかった。

このバイトを辞めるには理由があった。
良いバイトだったけど、他にやりたいことができた。
まだまだ学ぶことはたくさんあったけど、選択の時期が来た。
そんなふうなことを少し前に伝えたときに、それを喜んでくれた。
僕がそういうものに出会えたことに喜んで応援してくれた。
こんな上司になりたいって思った。

本題

ココからが本題だけど、今日の別れ際なんかやたらと褒められた。
嬉しかったけど、褒められるほどの者になれたのはあなたのおかげですよって思った。

閑話休題、僕は本当に環境に恵まれているなって思ってる。
自分が手に届くか届かないかくらいの人が周りにいる環境が一番良いんじゃないかって日々思う。
思想にも依るけど、周りに心から尊敬できる人がいないのなら、環境を変えたほうが良い気もする。

それでその人達を抜くことを考えて励んで、追いつけたと感じたなら、また環境を変えればいいし、追いつけてないと感じるならもっと励めばいい。

去年までは、インターン?なにそれイキんな!!って思ってたけど、
やってみるとすごい良かった。
当たり外れはあると思うけど、今回は確実に当たりだ。

社会には、強い人がいっぱいいる。
自分よりも強い人が、自分よりも頑張っている。
それでやっと社会は回っている。
俺が最強だって少しでも思うならたぶん視野が狭いんじゃないかって今はそう思う。
そしてこれは自戒も込めて、頭の片隅においておきたい。

また、今僕が見えた世界は言うても大阪だけだ。
日本全国を見ればもっと強い人がいるだろうし、
世界に行けばもっともっと強い人がいるんだろうって思う。
早めにそういう人を直接近い距離で目の当たりにしておきたい。

僕は想像力が雑魚なので、「まぁ、人の限界ってこんくらいじゃね」って想像するラインが現実よりも遥かに低い。
ので、やっぱりそういう強い人達と関わることでそのラインを上げていかないといけないなって思う。

最後に

言うまでもないけど、今まで書いてきたことは「このバイトをやめた瞬間の僕」が思ったことであって、
これが正義だと言っているわけでもないし、強要しているわけでもないし、なんなら「明日の僕」はこの考え方は違うんじゃないかって思うかも知れない。

ただ、いつか忘れて振り返ったときに、何かを得られるかも知れない。
これはそういう記録。

良い経験をしたし、良い人に巡り会えた。

別れ際に、彼が「君の学生期間が終わった頃に君が強くなってたら、俺に焼き肉でもおごってくれ。俺は老衰してるかも知れないから」って言ってて、めっちゃ笑ったけど素敵だなって思った。

コメントを残す